最終更新日 2024年11月1日 by arketcro
1.説明会だけで土地活用に踏み切らない
田舎に住んでいる人や、長く同じ土地に住み続けているような人は、先祖代々の土地を所有しているようなことも多いです。
そうした自分が所有している土地、自分に権利があるような土地というのは昔であればすべて資産になって自分を助けるものだという感覚であったことも多いですが、少子化の今の日本では必ずしも土地は資産にならないということもあります。
人気のある場所であれば良いですが、人気のない場所であれば売りたくても売れないようなことも珍しくもないものだからです。
売りたくても売れない土地というのは固定資産税だけを払い続けなければいけない無駄なものでもあるので、売れない土地で困っているような時であれば、土地活用に注目して自分で価値のある土地にしてみても良いでしょう。
ですが価値のある土地にするには人の協力が必要です。
土地活用全くの初心者であれば親族や身内に相談してみるのも良いですが、慎重に事を進める親族や知人でない場合は勢いだけで進んで失敗してしまうようなことも多いので注意です。
誰に相談したらよいのか、まず何から始めたらよいのかの基礎もわからないような時であれば、とりあえず土地活用の説明会、セミナーなどに参加してみても良いです。
ですがそういった時もセミナーでそのまま土地活用に踏み切るのは止めましょう。
美味しいと思えるような話があったとしても、いったん家についてからもう一度考えて決めるようにしましょう。
安心できるようなセミナーや大手の企業が勧めているプランであっても自分に見合わないようなものもありますし、冷静になって考えたらよくない話というのもあるものです。
ですからすぐに決めないようにすることも大事です。
すぐに決めてしまわなければなくなってしまうような場合は契約をしてしまうようなこともありますが、そうした美味しい話が流れてしまう時もいったんは諦める覚悟をしましょう。
2.セミナーや説明会で気分が乗っている時であっても即決しないようにする
そうすることによって失敗することも少なくなります。
儲け損ねた話というのは後から悔しいですが、失敗するリスクを回避することができなかった場合の後悔のほうが大きいですし、取り返しがつかなくなることもあるものです。
ですからセミナーや説明会で気分が乗っている時であっても即決しないようにしましょう。
また、高齢の人というのは有名な会社や知名度のある会社の人が言うことはすべて信じてしまうことというのも多いので、そうした盲目的に信じてしまうことというのも注意しましょう。
良いことしか伝えない会社や、肝心なことはわざと見えにくくしたり読みにくく記載している会社もあるので、そうした要注意な点を見逃さないようにするためにも、できれば若い人と一緒にセミナーに参加したり契約をしたほうがおすすめです。
若い人であれば高齢の人とは違った視点で物事を見ることもできるので良いです。
自分の息子や娘などの意見も尊重するようにしましょう。
また、土地活用というのは徐々に儲けが出てきて赤字解消できるパターンと、最初は黒字でだんだんうまくいかなくなって赤字になってしまうパターンもあるものです。
ですから少し曇行きが怪しくなった時であれば早めに解決策を見つけるようにしましょう。
3.専門の業者や担当者に任せっぱなしにしてしまうことも危険
また、土地活用に関することは素人では分からないようなことも多い物です。
なので専門の業者や担当者に任せっぱなしにしてしまうことも多いですが、それは危険です。
いつの間にか赤字になっていたり、任せっぱなしにしてしまったことでいつごろから赤字になっていたのかすら分からないようなこともあります。
ですから任せっぱなしにしないことも大事ですし、自分でまめに管理していくようにもしましょう。
多いのが、親の代が勝手に進めていて、子の代は何もしらず、親が亡くなって相続するようになってからそうした赤字状態を知るようになったということです。
4.土地活用は先々のことも考えて運用していくことも大事
そうしたときは子にまで面倒がいってしまうこともあるので、せっかくの土地が不要なものにならないようにするためにも、先々のことも考えて運用していくようなことも大事です。
また、後々手間が発生しそうな時であれば遺言状などに土地の運用、活用の事を記載しておくのも良いと思われます。
まったく分からない状態で相続しても兄弟内で揉め事になってしまうこともあるので大変です。
土地というのは自分の代だけで終わるものでもないので、揉め事にならないように考えておくということも大切でしょう。
遺言状なども弁護士などを通して管理しておかなければいけないので、自分の意識がはっきりしているとき、健康な時にきちんとやっておくようにしても良いでしょう。
また、信用できる会社と一緒に活用していくことはもちろん、自分も活用することに納得できている状態にしましょう。
自分の中で納得していないと後々うまくいかなくなったときに不満が出てきてしまうものですし、後悔にもなってしまうでしょう。
後悔しない活用法を見つけてみることが必要です。