今すぐ行える花粉症の対策方法@前田氏まとめ

最終更新日 2024年11月1日 by arketcro

季節を問わず一年中飛散されている花粉ですが、花粉アレルギーを持っている人の場合通常の人よりも非常に敏感になっているため、少量の花粉でもくしゃみや鼻詰まり、鼻水や目のかゆみといった花粉症の症状があらわれるといわれています。

そのため少しでも辛い症状を楽にするためにも、自分で行える花粉症の対策方法をきちんと理解しておくことが重要になります。

 

症状が出やすいといわれている気象情報

花粉症対策を行う際に、症状が出やすいといわれている気象情報を知っているという方はかなり少ないといわれています。

花粉は主に晴天または雲天の日や前日に雨が降った日、日中の最高気温が高めの日や湿度が低く、乾燥している日に多く飛散されるのです。

他にも強めの南風が吹いた後北風に変わった日なども飛散しやすくなる特徴があります。

このように毎日の気象情報をチェックしたり、最近では花粉情報をリアルタイムで予報しているサイトなども増えてきているので、飛散が多くなりやすい気象条件なのか確認してから対策をとると症状を最小限に抑えることが出来るようになります。

 

基本的な対策方法を前田裕幸氏が解説

基本的な対策方法としては、できるだけ肌に花粉が触れないようにするためにも帽子やマスクを装着することが重要となりますし、目からも入り込んでしまうのでサングラスや眼鏡も効果的です。

ただサングラスや眼鏡も側面から入り込んでしまう恐れがあるので、目の周りをしっかり保護したいと考えているなら、専用ゴーグルを外出する際に装着することをおすすめします。

最近ではおしゃれな専用ゴーグルも販売されており、外出時も目立ちにくく普段使いしやすいとして女性にも非常に人気が高くなっています。

室内にいるときは特に対策をする必要はないと考えている方は多いですが、室内は空気清浄機を使用すると花粉の飛散を防ぐ効果がありますし、喉が辛いと感じているなら室内の湿度を保つためにも加湿器を活用することをおすすめします。

・・・前田 裕幸

 

食生活を見直すことも非常に重要

普段の生活で行える対策方法としては、アレルギー症状を軽くするためにも食生活を見直すことも非常に重要となってきます。

暴飲暴食や過度なお酒やお菓子を食べてしまうと体に負担がかかり、免疫力が落ちやすくなるのでアレルギー症状が悪化しやすくなる特徴があります。

そのため基本的に栄養バランスを整えることを習慣づけて、規則正しい食生活をおくるようにしましょう。

アレルギー症状がひどい場合は我慢せずに市販薬を併用しながら、自分にあった食品を選ぶことが健やかな体を手に入れるためにも大切です。

日常的な習慣としては、外出する際にはマスクや帽子、眼鏡を装着して花粉を体に付着させないように気をつける必要がありますが、やはり長時間外出しているとコートや服に飛散されたものが付着してしまっています。

そのため帰宅時には付着させたまま室内に入るのは危険なので、必ず玄関前で払い落としてから室内に入るようにしましょう。

 

帰宅したらうがいと洗顔を行う

他にも皮膚にも付着してしまっているので、帰宅したらうがいと洗顔を行うことをおすすめします。

室内にいる場合、花粉シーズンはできるだけ窓を開けないことが重要で、ドアやサッシなどもしっかり閉めてから外からの花粉の侵入を防ぐ対策が必要です。

外から持ち込まれた花粉を除去するためにも、日頃からこまめな掃除を行うようにするようにしましょう。

外出する際には花粉が衣類に付着しないように、ツルツルとした素材の服を選ぶことをおすすめします。

春先などはツルツルとした素材のコートを一枚羽織るだけでも対策することが出来るので、一枚用意しておくと非常に便利です。

普段布団は定期的に屋外で干しているというご家庭は多いですが、花粉シーズンに屋外で干してしまうと布団に花粉が付着してしまい、アレルギー症状が出てしまう原因となります。

そのため一年を通して自分の生活習慣に合わせて布団を干すことが出来る布団乾燥機を使用すると安心です。

どうしても外に干したいと言う場合は、飛散量が少ないといわれている午前中に行うことをおすすめします。

 

一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になるため悪化しやすい

花粉症は症状が出た後で治療すれば治ると軽く考えている方は多いですが、実は一度症状が出てしまうと鼻の粘膜がどんどん敏感になるため悪化しやすくなります。

症状がひどくなる前から早めに治療を始めることが、悪化を防ぐ近道となります。

普段からこまめに飛散予測値をチェックして、第2世代抗ヒスタミン薬といった経口治療薬を前もって飲み始めるようにすると、アレルギー症状の発症を遅らせることが可能で、最盛期の症状を最小限に抑える効果が期待できます。

症状別の対策としては、目の症状であればセルフケアとしてタオルで冷やしたり、眼鏡の着用が効果的です。

目の痒みには抗アレルギー点眼薬を飛散する1~2週間前から使用することが出来るタイプなどがあります。

他にも抗ヒスタミン点眼薬なら、飛散ピーク時にも比較的速く対応可能な点が特徴です。

鼻の症状ならセルフケアとしてツボを押したり、マスクを付けることが効果的です。

くしゃみや鼻水の症状は第一世代抗ヒスタミン薬が効果的で、第2世代抗ヒスタミン薬は鼻詰まりにも対応しており、副作用が少ないので眠気や口の乾きが起こらない特徴があります。