最終更新日 2024年11月1日 by arketcro
不動産における収益が期待できる物件として代表的な物がアパートですが、手放す際には買取と売却という大きく2つの方法に分けられています。
それぞれどのような違いやメリットがあるのかを確認しておく事で、実際に行なう際にスムーズになる事でしょう。
不動産業者に直接販売するメリット
まず買い取りというのは基本的に不動産業者に直接販売する事を指しており、一方の売却というのは仲介業者を通して他の不動産会社や個人へ売却するという方法です。
この場合での買い取りではまずメリットとしてあげられるのが、仲介手数料が発生しないという点があります。
また仲介業者などを通さないために、すぐに売却できるという点がメリットです。
すぐに売れるという事は現金化が早くなりますので、予算計画ができスケジュールの調整もおこないやすくなります。
そして仲介での売却では購入希望者を探す必要があり、多くの日数がかかってしまうケースも考えられます。
直接買い取りの方法なら売却先が決定していますし、希望者への内覧の案内なども必要ありませんので、非常にスムーズになる点も見逃せません。
仲介業者を通した売却のメリット
一方の仲介業者を通した売却のメリットを確認しますと、買い取りよりも売値が高額になりやすいという部分があります。
これは不動産会社が広く購入先を探しますので、日数がかかっても買値が高くなる傾向があるためです。
また自分で売却価格を設定できますので、希望する価格と近い条件で売りやすいという点がメリットです。
このように買い取りと売却では違ったメリットがありますが、どのようなアパート買い取りに向いている物件なのでしょうか。
まず築年数が30年以上を目安とした古い物件が買い取りに適しています。
古いアパートというのは設備面の充実がされていなかったり、老朽化が進んでいる事もありますので、一般的に買い取り先を見つけるのは難しい傾向があります。
入居者数が全体の半分以下という物件
このような物件は確実に現金化が出来るような買い取りの方法が最適で、特にリフォームなどをおこなっていない物件にも当てはまります。
そして入居者数が全体の半分以下という物件も買い取りに向いています。
こうした物件は家賃を安くしたり、リフォームをおこなったりして入居者を増やす工夫がされる事もありますが、費用対効果を検討すると結果的に買い取りが有利となるケースが多く見られます。
リフォームやリノベーションで費用をかけるというよりも、現状のままですぐに現金化する方向が効率的かも知れません。